【薬剤師監修】薄毛の隠し方4選!おすすめできない隠し方や正しい改善策も合わせて紹介
「髪が薄くなってきたから、気になる部分を隠したい」
このように考える男性は多いですよね。
ただ、自分の薄毛状態に合った「隠し方」を実践しないと、かえって目立ってしまう危険性があるので注意してください。
この記事ではおすすめ薄毛の隠し方と正しい改善方法、対処法について解説します。
この記事の監修者
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北海道大学大学院卒業
薬局薬剤師としてAGAや壮年期脱毛症、円形脱毛症の医薬品調剤や服薬相談を多数経験
薄毛の悩みを解決できる医学薬学知識を啓蒙することで、患者さんのより良い人生に貢献したい
と思っております。
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薄毛の隠し方4選
薄毛の隠し方としておすすめなのが以下の5つです。
- 薄毛隠しグッズを使う
- 髪型でごまかす
- 髪の長さを調節する
- 帽子を被る
具体的に説明します。
薄毛隠しグッズを使う
一時的に薄毛を隠したい場合、薄毛隠しグッズを使うのがおすすめです。
薄毛隠しグッズを使うと、ぱっと見ただけでは「薄毛」とはわからなくなります。
たとえば、こういった薄毛隠しグッズがあります。
- スーパーミリオンヘアー
- CAX(カックス)
- ブラックカバースプレーなど
具体的な使い方や効果に関しては、こちらの動画を参考にしてみてください。
ただし、これらの薄毛隠しグッズは「今ある髪」にパウダーをまとわりつかせるものなので、完全に髪がなくなってしまうと使えません。
また、パウダーが手や服について汚れてしまうデメリットもあります。
あくまで「一時的に薄毛を隠したい場合」に使うのがおすすめです。
髪型でごまかす
生え際が後退しているくらいなら、前髪でごまかせられます。
前髪を重くするだけで、生え際が見えなくなるからです。
たとえばこのように前髪をあえて長めに残し、頭頂部の髪を前に持ってくると、生え際を隠せます。
ただし、いわゆるスカスカ状態だと後述する「髪の長さを調節する」を参考にしたほうが隠せます。
生え際が後退してきた方の隠し方に関しては、こちらの記事をご覧ください。
髪の長さを調節する
薄毛が進行しすぎている場合、できるだけ髪を短くしたほうが薄毛を隠せます。
他の人からすれば「薄毛」なのか「短髪」なのかわからなくなるからです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
帽子を被る
人の目が気になる方は帽子を被るのも悪くありません。
帽子を被ると完全に髪が見えなくなるため、薄毛とは気付かれなくなります。
「帽子を被るとはげる」と考えている男性もいますが、帽子とはげ(AGA)の原因にはなんの関係もありません。
ただし、帽子の被り方には注意してください。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
おすすめできない薄毛の隠し方
次に、薄毛の隠し方としておすすめできないものを紹介します。
- 長い髪で薄毛部分を隠す
- かつら
具体的に解説します。
長い髪で薄毛部分を隠す
長い髪で薄毛部分を隠すと、かえって薄い部分が目立ってしまいます。
隠しているつもりが逆に目立たせてしまう形になってしまうため、おすすめできません。
上で説明したとおり、薄毛が進行している場合、できるだけ髪を短くしたほうが上手に隠せます。
かつら
かつらは「おすすめできない」というわけではありませんが、付け方などには注意しなければなりません。
なぜなら頭皮を完全に覆い隠してしまうことになるためムレやすく、つけっぱなしにしていると血行が悪くなる恐れもあるからです。
AGA治療の妨げになる恐れもあるため、「人前しか付けない」「1時間に1回は外す」など定期的なケアを怠らないようにするのが大事です。
ただ、かつらを付けると「QOL(人生の満足度)が向上する」とわかっています。
以上より,かつら着用は脱毛症状を改善するものではないが,通常の治療により改善しない場合や,QOLが低下している場合に,行ってもよいことにする.
他の隠し方を諦めた場合の最終手段として、かつらの使用を検討しましょう。
薄毛を隠しても本質的な解決にはならない!
そもそも薄毛を隠しても本質的な解決にはなりません。
その理由は2つあります。
- AGAは進行性
- 正しい治療で食い止められる
具体的に解説します。
AGAは進行性
治療せずに隠しているだけでは、薄毛はどんどん拡大していきます。
なぜなら、AGAは進行性だからです。
このようにヘアサイクルが乱れ、最終的には毛母細胞が死滅し、治療を試みても効果が出なくなってしまうのです。
AGAが進行すると、試せる隠し方がどんどん減っていきます。
はじめは髪型で隠せても、全体的に抜けてしまえば、かつらを付ける以外に方法はありません。
正しい治療で食い止められる
AGAは原因がある程度わかりつつあるため、正しく治療することで食い止められる可能性があります。
どういうことかというと、AGAは以下の流れで発症するのです。
- 「5αリダクターゼ」という酵素が男性ホルモンをDHT(ジヒドロテストステロン)変化させる
- DHTがアンドロゲンレセプターと結びつく
- 脱毛タンパクや脱毛因子を放出する
- 毛母細胞がダメージを受けて脱毛する
このように、AGAを発症する原因の多くは「DHT」にあります。
つまり、DHTを作り出す「5αリダクターゼ」のはたらきを阻害できれば、AGAの進行を食い止められるのです。
「5αリダクターゼ」を阻害する方法に関しては、次の「おすすめの薄毛(AGA)対策」で詳しく解説します。
おすすめの薄毛(AGA)対策
ここからはおすすめの薄毛(AGA)対策を紹介します。
おすすめの薄毛(AGA)対策は以下の2つです。
- フィナステリド・デュタステリドの内服
- ミノキシジル・アデノシンの外用
それぞれ説明します。
フィナステリド・デュタステリドの内服
AGAの進行を食い止めるためにおすすめなのが、「フィナステリド・デュタステリドの内服」です。
これらはどちらも「5αリダクターゼ」 のはたらきを阻害する効果があるからです。
どちらも「AGAガイドライン」において最高評価である「推奨度:A(行うよう強く進める)」とされています。
効果は同じですが、作用する5αリダクターゼの種類が違う点に注意してください。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
ミノキシジル・アデノシンの外用
髪を増やしたい場合、ミノキシジル・アデノシンの外用がおすすめです。
どちらも新しく髪を増やす効果があるからです。
たとえば、ミノキシジルは毛包を活性化させるとともに成長を促し、発毛を促進させます。
「AGAガイドライン」においてはミノキシジルが推奨度A、アデノシンが推奨度Bと評価されています。
ミノキシジルに関してはこちらの記事を参考にしてください。
アデノシンに関してはこちらの記事でまとめています。
おすすめの抜け毛対策
最後におすすめの抜け毛対策を紹介します。
AGA対策にはならないものの、抜け毛を抑えたり治療効果を高めたりできる可能性があります。
- 食生活の改善
- 飲酒・喫煙を控える
それぞれ詳しく解説しましょう。
食生活の改善
特に、「髪の3大栄養素」 と呼ばれる以下の栄養素を意識的に摂取するようにしてください。
- タンパク質
- ビタミン
- 亜鉛
特に亜鉛は、日常的な食事からはなかなか取り入れられません。
一方で、ケラチン生成のサポートをする非常に重要な栄養素です。
ケラチンとは髪の素となる成分です。
亜鉛の摂取量などについては、こちらの記事を参考にしてください。
飲酒・喫煙を控える
過度な飲酒は亜鉛を排出しやすくなるためおすすめできません。
喫煙は血行の促進を妨げたり、AGAの進行スピードを早めたりする危険性が示唆されています。
AGA(薄毛)を真剣に治療する場合、飲酒はほどほどにして喫煙は控えましょう。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
薄毛隠しに関するよくある質問
最後に、薄毛隠しに関するよくある質問に回答します。
ここで回答するのは以下の3つです。
- 薄毛隠しにはどういった方法があるの?
- おすすめできない薄毛隠しはある?
- 薄毛治療の正しい方法は?
それぞれ解説します。
薄毛隠しにはどういった方法があるの?
薄毛隠しの方法として効果的な方法は以下の4種類あります。
・薄毛隠しグッズを使う
・髪型でごまかす
・髪の長さを調節する
・帽子を被る
自分に適した方法で薄毛隠しを行いましょう。
おすすめできない薄毛隠しはある?
以下の方法を薄毛隠しとして行うことはお勧めできません。
・長い髪で薄毛部分を隠す
・かつら
長い髪で薄毛部分を隠すと、かえって薄い部分が目立ってしまいます。
また、かつらは頭皮を完全に覆い隠してしまうことになるためムレやすく、つけっぱなしにしていると血行が悪くなる恐れもあるため着用する際は気をつけましょう。
薄毛治療の正しい方法は?
薄毛対策としてお勧めな方法は以下の2つです。
・フィナステリド・デュタステリドの内服
・ミノキシジル・アデノシンの外用
上記の対策を検討される方はAGAクリニックへ相談しましょう。
HIX(ヒックス)で薄毛分析してみよう!
薄毛の隠し方についてまとめます。
- 薄毛が進行していない場合、薄毛隠しグッズで隠す
- 進行している場合、短髪や帽子などで隠す
- かつらを付ける場合、定期的に外したりケアしたりするのが大事
- 薄毛(AGA)は正しい治療で進行を食い止められる可能性がある
- フィナステリド・デュタステリドの内服、ミノキシジル・アデノシンの外用がおすすめ
まずは自分の薄毛がどういう状態なのを知るのが大事です。
状態を分析できたら、正しい治療方法や対策がわかるからです。
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