【薬剤師監修】AGAをセルフ診断で見分けるための方法を解説!不安な人はクリニックで診断を受けよう

【薬剤師監修】AGAをセルフ診断で見分けるための方法を解説!不安な人はクリニックで診断を受けよう

「薄毛になってきたかも」
「でも、AGAなのか生まれつきなのか判断できない」

男性なら、このような悩みを一度は抱いたことがありますよね。
大事なのは薄毛の状態が「AGAによるものなのかどうか」を判断することです。

本記事では以下の点について詳しく解説します。

この記事でわかること
  • AGAとは?どんな症状?
  • AGAをセルフ診断で見分ける8つのポイント
  • AGAクリニックでできる2つの検査

記事を最後まで読むことによって、すぐにでも自分に「AGAの可能性があるのかどうか」を見極められますよ。

この記事の監修者

中川陽子
中川陽子薬剤師・医学修士
北海道大学大学院卒業
薬局薬剤師としてAGAや壮年期脱毛症、円形脱毛症の医薬品調剤や服薬相談を多数経験
薄毛の悩みを解決できる医学薬学知識を啓蒙することで、患者さんのより良い人生に貢献したい
と思っております。

AGAとは

AGAとは「Androgenetic Alopecia」の略で、日本語では「男性型脱毛症」と称されます。
さまざまな薄毛の中でももっともポピュラーな症状で、すべての男性が注意しなければならない脱毛症です。

なぜすべての男性が注意しなければならないのかというと、原因が男性ホルモンだからです。
AGAは5αリダクターゼという酵素が、男性ホルモンのテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)に変えることで発症します。
DHTは脱毛因子や脱毛タンパクなどを放出し、毛母細胞にダメージを与えるのです。
実際に、「日本人の約3割がAGAを発症する」という報告もあります。

下は年代別のAGA発症率です。

20代 約10%
30代 20%
40代 30%
50代以降 40数%
全年齢 約30%

これらはあくまで「AGAに気づいた人」であり、気づかなかった人・気づいていない人を含めれば、さらに割合は高くなるでしょう。

さらに、AGAは進行性の症状です。
治療しなければどんどん進行していき、最終的に髪の多くが失われてしまいます。
AGAの特徴や治療方法に関して詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください。

AGAをセルフ診断で見分ける8つのポイント

AGAをセルフ診断で見分けるポイントはいくつかあります。
ここでは主な8つのポイントを紹介します。

  • 抜け毛の数が多くなった
  • 生え際が後退している
  • つむじ周辺の地肌が見えるようになった
  • 親族にAGAの人がいる
  • 髪の毛が細くなった
  • 周囲の同年代と比較して髪が薄い
  • AGA管理アプリ「HIX(ヒックス)」を使う

抜け毛の数が多くなった

AGAになると、抜け毛の数が多くなります。
ヘアサイクルが乱れ、髪が成長する前に抜けてしまうからです。
「昔と比べて抜け毛がちょっと多くなったな」と感じる場合は、AGAを疑いましょう。

ただし、抜け毛の数が一気に増えた場合、AGAではなく円形脱毛症の可能性が高いです。
円形脱毛症とAGAは似ているようで原因、治療法などが全然違います。
詳しくは下の記事をご覧ください。

生え際が後退している

AGAは生え際の後退からはじまります。
ここでおすすめなのが「2cmチェック法」です。

耳の中心から、上に向かって垂直に線を引きます。
その前方2cmにも線を引いてください。
AGAかどうかをセルフチェック
生え際が線の前方なら「AGAの可能性が低い」、後方なら「AGAの可能性が高い」といえます。

つむじ周辺の地肌が見えるようになった

つむじ周辺の地肌が見えるようになった場合もAGAの可能性があります。
AGAは進行パターンによって、生え際の次に頭頂部が薄くなるケースもあるのです。

ただ、いわゆるつむじはげは脂漏性脱毛症など他の原因も考えられます。
詳しくは下の記事をご覧ください。

親族にAGAの人がいる

親族にAGAの人がいる場合も注意してください。
特に、父親か「母方の祖父」がAGAの場合は気をつけましょう。

詳しくは下の記事でまとめています。

髪の毛が細くなった

特に抜け毛が細くなった場合、AGAの可能性が高いです。
「ミニチュア化」といって、抜け毛が細くなるのです。

上で「抜け毛が多くなる」と解説しましたが、量よりも質に注目してください。
詳しくは下の記事で説明しています。

周囲の同年代と比較して髪が薄い

AGAは、なかなか自分では気付きません。
その理由は、年単位でゆっくり進行するからです。

写真などを撮った際に、同年代と比較して「髪が薄い」と感じたときは気をつけましょう。

AGA管理アプリ「HIX(ヒックス)」を使う

セルフ診断する方法でもっとも正確なのが、AGA管理アプリ「HIX(ヒックス)」です。
HIX(ヒックス)を使えば、写真を送るだけで、AIと毛髪診断士が無料で薄毛の状態を診断してくれます。
HIXアプリの説明
さらに、アプリ内で専門家やカウンセラーに相談できるのです。
詳しい使用感などは下の記事をご覧ください!

AGAかどうかクリニックで診断する2つの方法

HIXは医師の診断ではないため、確実に「AGAかどうか」はわかりません。
AGAかどうかを診断してもらうには、クリニックを受診しましょう。

クリニックには2つの検査があります。

  • 遺伝子検査
  • 血液検査

これらは「AGAである」と断定するものではありません。
したがってかならずしも受けなければならないわけではないのですが、気になる方は検査することをおすすめします。

遺伝子検査

上述したとおり、AGAは遺伝子との関係が示唆されています。
詳しく言えば、冒頭で説明したDHTはアンドロゲンレセプターという受容体と結びついて、脱毛タンパクなどを放出します。
アンドロゲンレセプターの遺伝子はX染色体上にあるため、母方の祖父がAGAなら、「感度が強いアンドロゲンレセプターの遺伝子」が受け継がれている可能性があるのです。
AGAと遺伝の関係
遺伝子検査を受けることで、「感度が強いアンドロゲンレセプターの遺伝子があるかどうか」を調べられます。
つまり、「AGAになりやすいかどうか」がわかるわけです。

ここで大事なのが、遺伝子検査はあくまで「AGAになりやすいかどうか」を調べるだけのものである、という点です。
AGAになりやすい遺伝子を持っていたとしても、AGAを発症するとは限りません。
もっとも、上述したとおりAGAは「3人に1人が発症する」ものであるため、「あらかじめ対策を立てる」という意味では受けておいてもいいでしょう。

血液検査

血液検査は主に、薬の影響を確認するためにおこなわれます。
AGA治療は、大きくわけて2種類あります。

  • 内服薬による治療
  • 外用薬による治療

このうち、AGAクリニックでよく処方されるのが「内服薬による治療」です。
AGAの内服薬(フィナステリド、デュタステリド)は、5αリダクターゼのはたらきを阻害することができるのです。
血液検査には「これらの薬を処方しても大丈夫かどうか」をあらかじめテストする意味が込められています。

まとめ

AGAのセルフ診断についてまとめます。

  • AGAは男性なら誰もが気をつけなければならない脱毛症
  • 抜け毛の量・質に注意
  • 親族にAGAの人がいる場合も要注意
  • HIXでセルフ診断するのがもっともわかりやすい
  • より正確に診断してもらいたい場合はAGAクリニックへ

セルフ診断して「AGAかもしれない」と感じたら、なるべく早めに治療するのが大事です。

「AGAクリニックに行くのは恥ずかしい」
「行く時間がない」

このような方は、ミノキシジル発毛剤の外用からはじめてみましょう。
ミノキシジル発毛剤の外用は、AGAクリニックで処方してもらえる内服薬(フィナステリド、デュタステリド)と同レベルで強く推奨されています。
詳しくはこちらをご覧ください。

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