マイクロスコープとは?頭皮や毛穴をばっちり確認!自宅で使う場合の値段も
マイクロスコープとは精密機器の一つですが、AGA治療では頭皮の状況を細かく確認するために用いられます。マイクロスコープを使えば、頭皮環境や発毛具合、毛穴の汚れ、何かしらの異常などを事前に確認することができます。
このように高い効果が期待できるマイクロスコープですが、「利用したことがない」という方も少なくありません。そこで今回、成人男性291名に3つの質問をしました。
- マイクロスコープの利用経験はありますか?
- マイクロスコープをどこで利用しましたか?
- マイクロスコープを利用する・利用してみたい理由は何ですか?
本記事ではこれらの質問に対する調査結果を解説します。
この記事の監修者
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北海道大学大学院卒業
薬局薬剤師としてAGAや壮年期脱毛症、円形脱毛症の医薬品調剤や服薬相談を多数経験
薄毛の悩みを解決できる医学薬学知識を啓蒙することで、患者さんのより良い人生に貢献したい
と思っております。
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マイクロスコープとは
そもそもマイクロスコープとは、対物レンズと接眼レンズを使って「肉眼では見えづらいもの」を確認する機器のことです。天体や動物などの観察や製造、医療現場など幅広いところでマイクロスコープは用いられています。
もちろんAGA治療においても、マイクロスコープはよく使われる医療機器の一つです。例えば新宿AGAクリニックでは、すべての患者にマイクロスコープ検査を実施しています。
新宿AGAクリニックでは全ての患者様に頭皮マイクロスコープ検査を行っております。まずは現状をしっかり理解してもらうことが大切だからです。AGAの診断、治療に非常に重要な頭皮マイクロスコープ検査は、非常にたくさんの事を教えてくれます。
薄毛が気になる場合、マイクロスコープによる検査は非常に重要であるといえるでしょう。
マイクロスコープに関する調査結果
ここからは、今回の調査に関する結果を紹介します。
マイクロスコープの利用経験はありますか?
「マイクロスコープの利用経験はありますか?」という質問の回答は、次のような割合でした。
「はい」と答えた方は1割程度でした。ただ、「いいえ」と答えた人の中には「使ったことはないけれど利用してみたい」と考えている方も多いでしょう。
AGA治療を受ける方は、年々増加傾向にあります。
イースト駅前クリニックの月間来院患者数は40,000人(2020年12月)。2010年以降からED患者様、AGA患者様が共に急増しています。そこを皮切りに年々患者様が増え、開院当初はED、AGA患者様がほぼ半々でしたが、今では全患者様の7割近くがED患者様になっています。
また、オンライン診療の増加やAGA管理アプリの登場などにより、日本人男性の薄毛に対する意識はより高くなっているといえるでしょう。このような点から、現状はマイクロスコープを利用したことがない方が多いものの、今後は増加が見込まれると予想されます。
マイクロスコープをどこで利用しましたか?
利用経験がある方に「マイクロスコープをどこで利用しましたか?」という質問をしました。多かった回答は以下のとおりです。
多かったのが「ヘアサロンや頭皮ケア専門店」です。こちらを「美容室や理容室」とひとくくりにすると、約半分の方がヘアサロンなどでマイクロスコープを利用したことがあるとわかります。
「医療機関や皮膚科クリニック」でマイクロスコープを使った方も20.6%います。新宿AGAクリニックのように、現在はマイクロスコープによる診療を必須にしているところも珍しくありません。
驚くべきなのは「自宅で個人利用」という方です。自宅でマイクロスコープを利用している方は約4人に1人で、「医療機関や皮膚科クリニック」よりも多い数字です。マイクロスコープが求めやすくなった今、この数字はさらに増えていくと予想できるでしょう。
質問③マイクロスコープを利用する・利用してみたい理由は何ですか?
「マイクロスコープを利用する・利用してみたい理由は何ですか?」という質問に対して、多かった回答は以下のとおりです。
最も多いのが「薄毛やAGAの診断や確認」です。AGAに対する意識の高さが伺えます。『AGAガイドライン』によると、AGAの発症頻度は約30%とされています。
日本人男性の場合には 20 歳代後半から 30 歳代にかけて著明となり,徐々に進行して 40 歳代以後に完成される.25 年前の本邦における男性型脱毛症の統計から,日本人男性の発症頻度は全年齢平均で約 30%と.この発症頻度は現在もほぼ同程度であり,20 代で約 10%,30 代で 20%,40 代で 30%,50 代以降で 40 数%と年齢とともに高くなる
髪の毛の密度や太さ、ボリューム等の確認もAGAに対する危機感に起因するものでしょう。
AGAは進行性であるため、放置するとどんどん薄毛が拡大します。場合によっては、髪の大部分が失われてしまうでしょう。ただし、治療方法が確立されつつあることから、早めに発見・対策することで最小限に食い止められる可能性があります。
マイクロスコープを使えば頭皮や髪、毛穴の状態がわかるため、「AGAの治療が必要かどうか」を把握できるでしょう。
マイクロスコープの必要性
なぜAGA治療においてマイクロスコープが大切かというと、「弱毛化(髪が弱々しくなること)」がわかるためです。実際に、湘南美容クリニック AGA新宿院 笠井院長は次のように述べています。
まず薄くなっているところを目視で確認したあと、マイクロスコープを使い「弱毛化」がどのくらい進んでいるかというのを見て、マイクロスコープの画像から最終的な判断をするわけです。
ですから非常に重要なところで、「マイクロスコープがなければ私たちは診察できない」と言ってもいいかもしれません。
AGAを発症するとヘアサイクルが乱れ、髪が十分に育ちにくくなります。そのため、短く弱々しい髪が増えるとされています。
弱毛化が進んでいるかどうかは、自分ではなかなかわかりません。鏡を見ても頭皮の細かいところは確認できませんし、自撮りでも限界があります。
マイクロスコープを使えば頭皮や毛穴が拡大されるため、高確率で「弱毛化が進んでいるかどうか」を判断できるでしょう。
マイクロスコープは個人でも購入できる
かつて、マイクロスコープは非常に高額な機材でした。しかし、2023年7月現在、コンパクトかつリーズナブルな商品も増えています。
当社でもマイクロスコープを取り扱っています。手のひらサイズに収まるもので、料金は5,940円と非常にリーズナブルです。
さらに、当社のマイクロスコープはAGA管理アプリである「HIX」と連動し、薄毛の状態を細かく確認できます。使い方はたったの3ステップです。
- Wi-Fiでアプリに接続する
- マイクロスコープの先端部分を頭皮に押し当てる
- アプリで確認する
あとはアプリを通じて写真を送信すると、毛髪診断士などの専門家から無料でアドバイスをもらうことができます。このように、マイクロスコープがあれば、定期的にAGAクリニックに通って経過観察する手間が省けるといえるでしょう。